『天翔ける風に』公演、東京・兵庫を経て、豊橋にて無事完走にて大千穐楽を終えられました‼️
思えば、稽古が始まったのはまだ夏真っ盛りの熱気が街を覆っていた8月中旬でした。
久しぶりの謝先生との創作現場。
ワクワクドキドキでの稽古初日・・・のハズでしたが、
先生と会った瞬間にアッという間に時が戻り、あれやこれやの四方山話。
変わらずエネルギッシュで明るくパワフルな先生。
会うだけで僕も若返り元気になった気分。
さすがの人間パワースポットだなぁと、改めて😆
「もっと考えてや」
「ちゃんとやらなあかんで」
「出来るやろ」
「あそこ、どやろ」
そんな言葉に触発されて乗せられて、
日々の稽古はみんなチャレンジの連続。
しかも叱られても笑いが絶えない絶妙の居心地の良さ。
でも胃がキュとするような緊張感も味わう日々。
まさに充実の稽古場でした。
それは「いざ、謝先生!」と集まった仲間あってこそ‼️
はじめちゃん(駒田一さん)、ヨシ(東山義久さん)、トモ(吉田朋弘くん)は、
謝先生の作品でも一緒にやったことがある気心知れたメンバー。
リリちゃん(加藤梨里香ちゃん)とは『怪人と探偵』に続いて2度目。
そして『SHOCK』以来の共演になる屋良ちゃん(屋良朝幸さん)とは23年ぶり。
それ以外は初めてご一緒する方々。
津軽三味線の匹田さん、太鼓の辻さんも含め、キャスト17名。
これが本当に熱く心意気が良く素敵な精鋭メンバー。
まるで部活動みたいな空気を醸しつつも、ただの仲良しクラブではなく、
本番に向けてしっかり切磋琢磨しつつ集中してクリエイティブし続けたのです。
本当に誇るべき愛すべき仲間たち❣️
そして迎えた東京公演初日は9月29日でした。
3時間弱の作品。
東京公演は2回公演が多かったのですが、皆で一回一回を丁寧に紡ぎました。
客席から伝わるエネルギーがまた温かく心強かったなぁ〜😃
脚本の野田さん(野田秀樹さん)から観劇後に貰った言葉も宝物になりました。
東京芸術劇場も久しぶりでしたが、良い劇場だなぁ⬇️
東京の楽屋はおじさん・・・基、年嵩の三兄弟で⬇️
そして続いての公演は兵庫・西宮。
兵庫県立芸術文化センター。
これまた素敵な劇場、そして暑い客席。
コロナ前の『怪人と探偵』以来だね〜とリリちゃんと思い出話⬇️
泊まっていた宿が甲子園の近くだったので早朝散歩も👣
今年は絶好調・強い阪神の象徴ともなっている「A.R.E」⬇️
Aim(個人・チームとしての明確な目標)
Respect(敬う気持ちを持って取り組み)
Empower(個々がさらにパワーアップ)
野球に限らず、演劇の創作活動にも通じるスローガン。
正に謝先生の現場、もちろん『天翔ける風に』に通じていて嬉しい!
久しぶりの関西対決となる阪神VSオリックスはどうなるやら!!
さて、兵庫公演を終えてから数人の仲間と淡路島へ🙌
『ちぬの誓い』の重要なロケーションとなった「絵島」にも逢えて感動のひととき⬇️
その後、僕は一人で「灘五郷」の酒蔵巡りへ🍶
それはまた別の話😅
そして最後の地・豊橋へ!
出迎えてくれたのは「ちくわ」ではなく、「ええじゃないか」⬇️
『天翔ける風に』の作中で「ええじゃないか」は重要なモチーフ。
図らずも豊橋は「ええじゃないか」発祥の地の一つと言われています。
しかも公演後半、土日の二日間は「ええじゃないか豊橋まつり」開催日!!
街も劇場も「ええじゃないか」のお祭り騒ぎ🎶
しかも三条英役・主演のりょうさん(珠城りょうさん)は二つ隣街・蒲郡出身。
縁に導かれたようなこの地での公演。
そんな中の公演は本当に熱い熱い客席のエネルギーに包まれました。
最後なので客席ではなくセットの橋をバックに⬇️
ホワイトボードには謝先生直筆の愛のエール⬇️
こうして全23公演、誰一人欠けることなく完走で大千穐楽を終えられました🎊㊗️🎊
大千穐楽10月22日の朝は一桁の9℃。
酷暑の中で始まり、初冬の足音を感じて幕を閉じたのでした。
『天翔ける風に』、本当に良い作品・良い座組。
故にホッと一息つきつつも、書きながら淋しさの湖に浮かんでる気分です。
ああ、もう一度「都司之介」として生きたいなぁ。
「三条英」や「才谷梅之助」と痺れる駆け引きを楽しみたいなぁ。
そんなことを思いながら公演を振り返っておりました。
各劇場に足を運んでくださった方、
各劇場に想いを馳せてエールを送ってくださった方、
本当にありがとうございました。
また心の宝物が一つ増えました!
今拓哉
P.S. 表紙の写真は大千穐楽を終えて劇場を出た時に迎えてくれた夕陽です。