『吸血鬼すぐ死ぬ』、公演を無事完走で終えられました‼️
祭りのあとの淋しさよ・・・現在ロス真っ最中に公演を振り返ってます。
配信映像のアーカイブを観つつ一人反省会もやっております。
劇場に明るいエネルギーと笑いが満タンの日々、そんな公演でした。
思い起こせば、舞台化の話をいただくまで不勉強ながら『吸血鬼すぐ死ぬ』を知りませんでした。
そもそも僕は小学生の頃は漫画っ子。
人気連載を数々有し絶頂期だった「週刊少年チャンピオン」の大ファンで毎週発刊を心待ちにしていました。
中でもギャグ漫画好き。
僕の細胞は『がきデカ』や『マカロニほうれん荘』がかなり注入されてます。
『吸血鬼すぐ死ぬ』を読んでその細胞たちがムクムクと覚醒。
そして直ぐにハイテンションでナンセンスギャグ漫画の世界観の虜に!
早くこの作品の一員になりたい!とワクワクでした!!
でも、ワクワクはドキドキと背中合わせです。
この作品をどう舞台化するんだろう・・・
そもそもドラルクはどうやって砂になって再生するんだろう・・・
漫画やアニメで弾けた強烈なキャラクターやバカバカしいエピソードは生の舞台で受け入れてもらえるのか・・・
人気作品だけにハードルは、高い・・・
手元に届いた台本はかなりバカバカしく???な箇所が沢山ある。
ト書きにサラッと書いてあるシチュエーションはどうなるんだろう???
そんな期待と不安に満ち稽古スタートでした。
そんな中、演出の村上さんが舵を切ったのは「アナログ」の世界。
マッピングなどの映像やハイテクに頼らず、
役者が汗をかき、客席の想像力を信じて、劇場ならではの共犯作業を思いっきりやり切ることでした。
立ち稽古が始まると僕の細胞がまた違う覚醒を始めました。
それは、やはり小学生の頃堪らなく好きで公開放送にも何度も通った『8時だョ!全員集合』遺伝子!
客席と舞台が一体となって創り出す、あのアナログな「笑い」の世界。
奇しくも、僕が小学生の頃大好きだった「ギャグ漫画」と「ドリフターズ」が融合したのです。
稽古をしながら、あまりのバカバカしさに苦笑しつつ、でも真剣に更なるおバカを模索する日々。
そして初日が近づくにつれて増していく不安。
「果たしてこのアナログな感覚を令和の客席が受け入れてくれるのだろうか・・・」
これが期待と不安を胸に稽古場を打ち上げた僕たち⬇️(既にハイテンション😅)
ワクワクとドキドキの中で迎えた初日・・・
冒頭でドラルクがドアに挟まれすぐ死んで砂になった瞬間に起こった笑いと拍手。
本当に勇気を貰いました。
そして全ての不安も吹き飛びました。
客席はアナログの世界もギャグの世界観も喜んで受け入れてくれてる。
あとは客席と一緒にライブ感を楽しみ創って来た作品を思いっきりやり切るのみだ!!
無事に終幕し、カーテンコールに溢れた客席の笑顔、最高でした!!!
そして回を重ねるごとに、僕たちのチームワークも客席のエネルギーもパワーアップ。
連日立ち見まで出る大盛況と拍手や歓声や笑い。
開演2時間半前からの物販にも行列が出来て途切れない。
本当に愛されてる作品だとヒシヒシと!
物販を求めて、僕が劇場入りする時にはいつも行列が⬇️
仲間たちも本当に素敵でご機嫌な方々ばかり。
楽屋にはいつも笑い声が溢れてる。
その若者たちの声を聞きながらほくそ笑む僕は、親かおじいちゃんのよう。
とにかく充実の楽しき日々でした😊
仲間にも、公演を応援してくださった方にも感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
さて、ここからは舞台写真とオフショットをいくつか。
初日前でいささか硬め⬇️
愛息ドラルク(山本一慶さん)と⬇️
オープニングとエンディングは皆んなと一緒に踊りました⬇️
そして「変な動物」こと「吸血鬼フォン・ナ・ドゥーブツ」も演ってました!
録音ではなく毎回袖から動きを見つつ台詞を言ってました。
実は毎回色々なことが起き、生で演ってて良かったなぁと⬇️
では最後に客席を背にこの写真で⬇️