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『3部作・完結! 第3章、そして〜』

『魔法使いの約束』第3章、京都劇場で大千穐楽を終えたのは先月22日。
気がつけば早2週間が経ちました。

無事に楽を終えたご報告をFacebookではしていたものの、
メッセージを書かないまま時が過ぎてしましました。

楽を終えてから何をしてたかって?

実は先週の月曜日に『更地17』の稽古初日でした。
で、稽古初日には台詞を覚えてきてね、っていうのが”更地”ポリシー。
台本が届いたのが京都の大千穐楽。
つまり、1週間みっちり台本と格闘して台詞を叩き込んでおりました。

で、稽古が始まって3日目ににして”立ち稽古”(すぐ立つので台詞を入れとかなきゃいけないのです!)
怒涛の稽古が続きまして、本日5日・日曜日が初のオフ日。
ようやく少し心の余裕が生まれ、”第3章”を振り返ってると言うわけです。

さぁ、これから少し『更地』を忘れて『魔法使いの約束』の世界に浸りたいと思います。

今回の第3章は三部作の完結編とも言える区切りの作品。
そりゃ、制作スタッフもクリエイティブスタッフも、そして勿論キャストも、一段と気合いを入れて臨んでました。

稽古は順調そのもの。
稽古場にセットが組まれ、通し稽古も始まった矢先のことでした。
稽古場に着くなり入り口で厳戒態勢。
メンバーが検査で陽性判定になった、と。
そのまま稽古をすることなく検査キットを受け取り帰宅。
翌日、検体を持参し稽古場へ。
そこで伝えられたのは「稽古場は打ち上げます」と言うこと。
そして程なく「初日延期」の報せ。
果たして初日を迎えられるのか・・・

第1章は開幕を前に緊急事態宣言が発出。
でも無事に初日を迎え完走。

第2章は落ち着いていた状況ながらも、検査に次ぐ検査。
そして無事に初日を迎え完走。

どこかで第3章も無事に初日を迎え完走出来ると思い込んでました。

でも現実は、そんな甘い思い込みを一瞬でバッサリと断ち切ることを思い知らされました。

ただ、1年かけて積み上げてきたカンパニー力を知ることにもなりました。

「初日延期」を知らされても、みんな前向きでした。
そして遅れても「初日」を迎えられることを信じ、それぞれが出来ることをコツコツしていました。
舞台稽古も参加出来るメンバーで続けていきました。

結果、9公演が中止になりましたが、6日遅れの「初日」を迎えることが出来ました!

あの日のカーテンコールのスタンディングオベーション。
きっと客席のみんなも「初日」を信じ待っていてくれたんだなぁと、全身で感じました。
あの日の客席の光景もきっと忘れることはないと思います。

開幕してからは順調に回を重ねて東京公演は無事完走!!

「初日延期」を乗り越えて、カンパニーは更に結束を強め、
それぞれの意識もレベルアップし、日々進化&深化していくのを感じた東京公演でした。

では東京公演、銀河劇場での舞台での写真と舞台から見た客席を⬇️

さぁ、東京公演を終えて臨むのは、シリーズ初の地方公演。

最初の地は「豊橋」
会場は「アイプラザ豊橋」

東京の「銀河劇場」の倍くらいのキャパシティのあるホールですから、舞台稽古から臨みます。
昔、劇団で旅公演をしてる時に「蛇腹合わせ」とよく言われましたが、
劇場のサイズに合わせての表現の感覚を掴む作業をします。
僕のルーティンは舞台稽古の前に客席の隅々から舞台を見てみるってこと。
一階の最前列から二階の最後列、上手下手の端々まで。
そうすると、舞台に経っている時に客席にどう届ければ良いかが感覚として見えてくるのです。
「劇場と友達になる」と読んでる作業。
僕にとっては欠かすことの出来ない大切なことなのです。
勿論「アイプラザ豊橋」でもやりましたよ!

豊橋公演、1500人近くの客席が全公演満席。壮観!

4回の公演でしたが無事完走!!

では、「アイプラザ豊橋」の写真も⬇️

さて、そして遂に第3章は最後の地・京都へ。

会場は京都駅直結の「京都劇場」
ここは1000人弱の劇場。
勿論ここでも「蛇腹合わせ」をしつつの舞台稽古。

あっ、なんだか順調で楽しそうな文章になってますが、僕らの旅は節制の日々。
地方公演と言えども外食禁止。
三食弁当でのホテル生活だったのです。
流石に息が詰まるので、早起きの僕は早朝散歩でリフレッシュしてました。
ただ、京都の街は歩いてると時間も距離も忘れてしまいます。
初日は気付けば15km。
その後も毎朝10kmは歩いてました。

そして京都公演は毎回立ち見の方にも見守られての上演でした。

4月29日に銀河劇場で開幕してからは止まることなく回を重ね、
5月22日の京都劇場の大千穐楽まで無事に完走出来たのです!!!

全回満席の客席は本当に温かく優しく、そして熱い”愛”に満ちていました。
劇場に足を運んで下さった皆さん、配信をご覧下さった皆さん、
そして作品に想いを馳せ応援下さった皆さん、本当にありがとうございました。

大千穐楽のカーテンコールでは来年2023年の「祝祭シリーズ」上演決定も発表されました。

「祝祭シリーズ」では、どんな物語が紡がれて行くのか、僕も楽しみでなりません。
『魔法使いの約束』の物語はまだまだ続きます。
これからも、どうぞ宜しくお願いします!!!

では「京都劇場」の写真も⬇️

「大入り」も頂けました⬇️

最後にオマケで、第2章でも撮った「人間チーム」の家族写真風のショットを⬇️

『劇場にも”奇跡の泉”が湧いていた』

『今年も咲いた「更地」の”笑い”の花』

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