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『酒蔵記〜中津川の巻〜』

『更地SELECT〜SAKURAⅢ』の稽古も始まり、頭の中では台詞が渦巻いていますが、
『レベッカ』を終えてから暫しの充電期間の思い出なぞ振り返ってみました。

と言っても恒例になりつつある酒蔵のお手伝いのお話!!

「一体アナタハ何ニナリタイノ?」
なんて声もチラホラ聞こえますが、好奇心の赴くまま気の向くまま、
縁と人を大切にフ〜ラフラ。

で、やって来ました。
岐阜は中津川にある酒蔵。

どの蔵を訪ねても、まず目に入るのは「煙突」⬇️⬇️⬇️

そして玄関で迎えてくれるのは「杉玉」 ⬇️⬇️⬇️

で、朝の風景に欠かせない湯気⬇️⬇️⬇️

その湯気の元がこれ⬇️⬇️⬇️

そう、酒を造るには米を蒸さなきゃ始まらない。
なので、これが酒造りの時期の毎朝の光景なのです。

だいたいどの蔵でも米の蒸しあがりは8時くらい。
なのでその前に朝仕事(前日仕込んだ麹米の切り返しや検温など)はもっと前。

まぁ5時半から6時位にはスタートです。
で、朝の”まかない”食べて米の蒸しあがりを待つのです。

去年も蔵仕事については書いたので、今回は写真を交えて工程を!

ホントは精米って大事な工程がありますが、蔵で精米はしてないので飛ばします。

次は軽量。
翌日蒸す米を計って洗う分量ごとに分けておきます。
こんな感じ⬇️⬇️⬇️

次に米を洗う「洗米」
こんな感じ⬇️⬇️⬇️

この後バケツに溜めた水に米を沈めて米に水を吸わせる「浸漬」をします。
どのくらい水を吸わせるか、ここに蒸米の出来がかかっているので、時間を測りながら慎重に進めます。

で、その後釜にセットして翌日の「蒸し」の準備は終了。

さて、米を蒸したらどうするか?

まずは粗熱をとります⬇️⬇️⬇️

ある程度冷めたら「室」と呼ばれる麹米を造る場所に引き込みます。

細かいことは省略して、お次は「麹」造り。

麹菌を蒸米に振りかけます。
ザッツ酒蔵な光景⬇️⬇️⬇️

この後に「室」では色んな手をかけて「麹」を造ります⬇️⬇️⬇️

この室仕事は夜中にもあります。

出来上がった「麹」

この後のお酒の仕込みについてはまたの機会に!

今回はお酒が出来てからについて。

「もろみ」と呼ばれる、所謂「ドブロク」を濾して「酒」と「酒粕」にするのが「搾り」
袋で吊ってゆっくりと搾る事もありますが、今回は「圧搾機」で!

圧搾機に送り切って空になった「もろみ」のタンク⬇️⬇️⬇️

この圧搾機で「もろみ」を濾していきます⬇️⬇️⬇️

酒は「たれ口」と呼ばれるここに⬇️⬇️⬇️

で、「酒粕」はこんな感じ⬇️⬇️⬇️

さて、ここからは商品にする作業。

瓶を洗い⬇️⬇️⬇️

約700本、全部洗いました⬇️⬇️⬇️

「びん太」で瓶に詰め⬇️⬇️⬇️

栓をしてからラベルを貼ります⬇️⬇️⬇️

出荷待ちの酒たち⬇️⬇️⬇️

オートメーションで瓶詰や栓をしたりラベルを貼ったりする蔵もありますが、ここでは全部手作業。
なので全ての行程をお手伝い出来るのがまた嬉しい!!(もはや酒変態!!)

今回は「造り」についてはご紹介していませんが、もちろんそちらもやらせて貰いました。
自分が手を加えて生まれる酒、堪らない喜びと味わいなのです!

今回搾って瓶詰や栓を手がけたのがこのお酒「さくらにごり」⬇️⬇️⬇️

うんまいです!
この季節にピッタリでしょ🌸

で、帰りの朝仕事を終えて見たのがこの風景⬇️⬇️⬇️

僕には「龍」に見えました。
なんだかご利益がありそうでしょ!

いつも快く受け入れてくれて酒造りに関わらせてくれる蔵の皆さんに感謝です。

中津川にもまもなく春がやって来ます。

今回はこんなところで〜〜〜

『レベッカ』〜10年目にしてクリエに還る〜

『酒蔵記〜富山の巻〜』

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