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『2018年・夏 〜平成最後の夏〜』

やっと秋がやってきましたね!

今年の暑さは本当に”酷い”ものでした。
まさに”酷暑”!

そして豪雨に台風、加えて地震。
自然が怒っているのでしょうか・・・

日常が早く戻ることを願うばかりです。

さて、そんな平成最後の夏、僕は若手イケメンたちとの熱い日々。
そして秋の訪れと共に『SHOW BY ROCK!!』も大千穐楽を迎えました。

今回は初の大阪公演もあり新たなステージへ。
『SHOW BY ROCK!!』の世界はどこまで拡がって行くのか!?
楽しみです!!

で、今回は公演ではない話を少々。

先ずは大阪での一コマ。
それがこれ⬇⬇⬇

そう、『曽根崎心中』で知られる”お初・徳兵衛”
6月に出演した『うつろのまこと』の第2章”名残之章”のモチーフとなった『曽根崎心中』
義太夫として二人を語ってから、ずっと訪れたいと思っていたのです。

その二人の”ゆかりの地”がここ⬇⬇⬇

”ゆかりの地”と言うことは、二人の旅だった”終焉の地”と言うこと。
前にも訪れたことがありましたが、今回は特別な思いを胸に。

恋を成就させるにはこの世と別れるしかなかった時代。
そしてその道を進んだ二人。
心中未遂の過去をもつ義太夫だからこそ書けたのであろう浄瑠璃初の世話物。

作中の台詞にもありましたが、二人は”恋の手本となりにけり”
そして今では祀られるこの様に⬇⬇⬇

作中の台詞「あの曽根崎の森で、醤油屋の手代と天満屋の遊女が・・・一緒に死んだ」
と言う”曽根崎の森”の名残を残すアングル⬇⬇⬇

不思議なものです。
『うつろのまこと』を経て見る風景はかつてとは別物。
そこにある風景は変わらないのに心が見る景色は変わる。

きっと人生で見るもの全てが、見る人の”見る時期”、”見る心持ち”で違って行くんだろうなぁ〜

そして、それが”縁”と言うものなのかなぁ・・・

お次はとあるOFFの日の話。

僕は一応”きき酒師”の資格を持っています。
ただ資格あくまで最低限の知識を持っていることの証。
でも日本酒は奥深く、加えて進化しているのです。

なので日々勉強は怠りません(飲むのもお勉強!!)

そしてテイスティングの勉強会にも参加してます⬇⬇⬇

この日は福井の蔵元による勉強会。
「舞美人」で知られるこの蔵も独特の酒を醸してます。
特筆すべきは”蔵付き酵母”のみを使う酒造り。
つまり酵母を加えず天然の蔵にいる酵母での造り。(マニアックな話でスイマセン)

そして昔ながらの用具を使っていること。
なかでも”木槽”(酒を搾る用具)は唯一無二。

独特の酸味を持つ酒は温度帯で更に花開くのです。
お燗にした時の丸みや旨みは格別!

福井の郷土料理を肴とのマッチングも味わいました(勉強です!)

そんなマニアックな話はさて置き、書きたかったのは蔵元との会話。

「酒造りで一番大切にしていることはなんですか?」
こんな質問をしてみました。
すると答えは
「やっぱり酒を飲んでくれてる人の笑顔を思いながら造ること」

日本酒造りはかなりの極寒のなかでの重労働。
でも笑顔を思い浮かべ醸してるのだそう。

僕の作品創りへの思いと同じだなぁ〜とスゴく共感しました。
そして図らずも蔵元は同い年。
なんだか同志を得た様な気分で話に花を咲かせました。

『レベッカ』の稽古まで暫しの充電期間。
様々な世界の人との縁も大切に色んなことをインプットしようと思ってます。

今拓哉

『葉月朔日』

『神無月朔日は〜〜〜』

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