『ケイン&アベル』の大千穐楽を終えて、メッセージ書かなきゃ!と思いつつ遅くなりました。
と言うのも楽翌日から『原点再起』の稽古で全く手につかずでした。
もう遠い記憶になりつつありますが、思い返しつつ書いてみたいと思います。
稽古が始まったのは11月下旬某日。
先ずは歌稽古からでした。
新作で稽古初日に台本と譜面が揃っているのは意外と珍しいものです。
ワイルドホーンの曲がとにかくカッコよくて初日からワクワクしたのを覚えています。
そしてジェフリー・アーチャー愛読家としては、あの壮大な物語がどんな脚本になるのか正直心配でした。
それが杞憂だったと納得した初読み。
ダニエル(脚本と演出)凄いなぁ〜と!
稽古の進行はハイスピードでした。
振付のジェニファーもアイディア満載の才女!
そして何より特筆すべきは、ダニエルの演出力!!
キャストや日本語の特性を活かしつつ、構成をモデルチェンジしていく日々。
果たして何回アップデートしただろう。
「テキレジでもう一つの台本が出来るね」
との演出部や制作と会話が合言葉みたいになってたものなぁ〜
ただね、変更するたびに作品が良くなっているのが分かるからトライするのが楽しくなってくる。
そして足し算をしていくのではなく、引き算と掛け算で進んで行ったこと。
初めはもっと長かったんですよ!
そして芝居と楽曲が分かれてた。
色んなトライを繰り返して、台詞は削がれていき、曲中に芝居が融合されていったのです。
ダニーのあの構成力は本当に素晴らしいものでした。
加えて、キャストにとってはカットはされても色んなシーンや台詞を経験したことが、
物語やキャラクターをより深く感じ血肉にする糧となりました。
なんの雛形もなく、トライ&エラー、スクラップ&ビルドを繰り返し物語やキャラクターを創っていけるのが初演の醍醐味。
本当に得ることの多いワクワクする日々でした!
最初のオケ合わせ、正に感動で全身粟立ったことも忘れません。
そんなオケ合わせ初日のショット⬇️
稽古場から見ていた風景⬇️
稽古場最終日の空⬇️
稽古場での手応えは充分でした!
そして舞台稽古が始まり、予感が確信に変わっていきました。
「スゴい作品が誕生する」
初めに感じたのは稽古場では未知だった映像のセンスの良さ!
説明的ではなく想像力を刺激してくれる印象的な創り。
そして開幕からのスピード感。
タイトルロゴが出たところで粟立ち、アメリカンドリームが終わった時には思わず声を上げてました。
次々に展開する物語に時間を忘れ、体感時間としては「あっという間」の3時間。
作品のクオリティも世界基準だと自信を持ってお届け出来るものだと自負しています🎶
初日の客席の反応もすこぶる好評で嬉しいものでした!
そして始まった公演の日々。
東京公演は『天使にラブソングを』以来のシアターオーブ。
思えばコロナ禍前だったなぁ・・・
オーブと言えばロビーから見える富士山🗻
アップの時に富士山が見えると元気を貰えるものです⬇️
富士山が見えなくても!
そう、前のビルに映る東京タワーも見ると元気を貰える🗼
これを発見したときは嬉しかったなぁ〜⬇️
おまけに「ヘンリー・オズボーン」の髪型を😅
床山さん渾身のウェーブ⬇️
サーファーとしてはこれが🌊に見えてきて、
ここでカットバックしようとか、このチューブにトライ🏄♂️
なんて妄想に耽ったりもしてました🤙
シアターオーブの客席を背に⬇️
日々評判が評判を呼び客席の熱は上がり続けて東京公演は楽を迎えました。
もちろん「大入り」貰えました!
中身は徹さんと交換しましたよ(右上のギザギザは中身を取り出した跡)⬇️